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| 写真雑誌には絶対と言ってよいほど「構図」を理論的に分析・解説した記事を見ることがありません。この「名画で学ぶ構図論」講座は写真を撮る人のためにウィーン美術史美術館の所蔵絵画を題材にしながら構成と構図を徹底的に分解して解説し、実際の撮影に活かします。従来の「勘」だけに頼っていた作画構成では無理だった、理論的完成度の高い作品を作るための「写真講座」です。 |
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| 主要テーマ |
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●神聖比率と黄金点
構図の基本とも言える「黄金分割(神聖比率)」について学習します。
●三角形構造/平行線と対位法
盛期ルネサンスの巨匠・ラファエロが研究・実験した三角形とピラミッド構造は人物を活き活きと描写します。その古典的手法である平行線と対位法とともに、空気遠近法(絶対的被写界深度)を学習します。
●V字構成/安定と視線誘導
ルーベンスの「受胎告知」はダ・ヴィンチのそれとは違うダイナミックな構成がされています。ここでは対象が動的な写真における画面構成を学習します。さらに、ジョルダーノやカラヴァッジョの作品も検証します。
●中心線の法則
アメリカの神経科学者クリストファー・タイラーの膨大な分析データから導き出された、人物像における目の位置関係をポートレートに置き換えて学習します。ここでは、レンブラントを始め、ルーベンスやロット、ベラスケスの作品を考えます。
●情景と俯瞰
ウィーン美術史美術館の絵画コレクションのなかでも、ピーテル・ブリューゲル(父)のコレクションは有名です。農民画家として名声を高めたブリューゲルの作品群で創意に富んだ構図と絵の世界観を学習します。
●光の操作
極端なライティングが特徴とも言えるレンブラントの自画像や、ルーベンス、カラバッジョ、ベラスケスなど多くの巨匠たちの作品にみる光の扱い方を学習します。
●完成された構図
全体の構想を破壊しない限り、どの構成要素にも変更を加えられない完成度があるとされている、フェルメールの「絵画芸術(画家のアトリエ)」で構図論を締めくくります。 |
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| 使用教材の作家と作品一覧(順不同) |
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教材に使用する名画は、2006〜09年に講師がウィーン美術史美術館を3度にわたって訪れた際に撮影した作品ばかりです。
●ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640):
聖フランシスコ・ザビエルの奇跡/受胎告知/マントヴァの貴族ゴンザーガ家の公子ヴィンチェンツォⅡ世/イルデフォンソの三連祭壇画
●ラファエロ・サンティ(1483-1520):
草原の聖母
●レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン(1606-1669):
大きな自画像/小さな自画像/予言者ハンナとして描かれた画家の母
●ルーカ・ジョルダーノ(1634-1705):
大天使ミカエルと堕天使
●ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610):
ゴリアテの首を持つダヴィデ/ロザリオの聖母
●ロレンツォ・ロット(1480-1556):
白いカーテンの前の若者
●ベラスケス(1599-1660):
バラ色のドレスのマルガリータ王女/青いドレスのマルガリータ王女
●ヨハネス・フェルメール・ファン・デルフト(1632-1675):
絵画芸術(画家のアトリエ)
●ピーテル・ブリューゲル(父/1525or30-1569):
雪中の狩人/農民の婚宴/子供の遊び/謝肉祭(カーニバル)/順不同。 |
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| ウィーン美術史美術館 |
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1891年に開館したオーストリア・ウィーン美術史美術館は、650年にわたってヨーロッパに君臨したハプスブルグ家代々の貴重なコレクションを所蔵する、世界有数の美術館です。美術史美術館のなが示すとおり、その多様性と質の高さは、ヨーロッパの歴史と文化を凝縮して見ることができます。ウィーン美術史美術館で最もよく知られている絵画ギャラリーは、後期ゴシック、ヴェネツィア、フランドルの絵画に重点が置かれ、美術史的には欠落した部分があるものの、王侯のプライベートコレクションとしての性格を今日でも留めています。また、ウィーン美術史美術館には、いわゆるデッサンやアイデア段階の作品がほとんどなく、ハプスブルグ王家に仕えた美術収集役人の、完成された芸術を求める姿勢をうかがうことができます。 |
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| 「名画で学ぶ構図論」講座 |
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